おまとめローンの審査で落ちる理由|年収3分の1を超えられる条件を条文で確認

返済日が月に何度も来て、ある社に払うために別の社から借りる。そんな状態で「おまとめローン」を調べ、審査に通るのか、落ちたらどうなるのかが気になっている方へ向けた記事です。

先に結論です。消費者金融のおまとめローンが年収の3分の1を超えても契約できるのは、各社の好意ではなく、貸金業法施行規則第10条の23第1項第1号と第1号の2という条文に当てはまる「借りる人に有利な借換え」だからです。裏返すと、まとめた後の月々の返済額が今より増える組み方は、この条文の外に出てしまいます。審査で見られるのは、信用情報(延滞や債務整理の記録)と収入、借入れの状況、そしてこの条件を満たす返済計画が組めるかどうかです。この記事では、条文の原文、アコム・アイフル・プロミスが公式に書いている条件、3社合計100万円を年15%にまとめた場合の計算を、2026年11月8日に確かめた範囲で並べます。

おまとめローンだけが年収の3分の1を超えられる理由:貸金業法13条の2の「除く」

消費者金融やクレジットカードのキャッシングには、借入れの合計を年収の3分の1までに抑える決まり(総量規制)があります。根拠は貸金業法第13条の2です。第2項は、年収の3分の1を超えることになる貸付けを「個人過剰貸付契約」と呼び、第1項で貸金業者はそれを結んではならないとしています。

ただし、第2項の定義には括弧書きが付いています。

「当該個人顧客の利益の保護に支障を生ずることがない契約として内閣府令で定めるものを除く。」(貸金業法第13条の2第2項)

この「内閣府令で定めるもの」が、貸金業法施行規則第10条の23です。見出しは「個人顧客の利益の保護に支障を生ずることがない契約等」。ここに列挙された契約は、年収の3分の1を超えていても結んでよい、という扱いになります。おまとめローンが入っているのは、その第1項の第1号と第1号の2です。医療費の緊急の貸付け(第2号)や、配偶者と合わせた年収で計算する貸付け(第3号)も同じ条に並んでいますが、借金をまとめる目的で使われるのは第1号と第1号の2の二つだけです。

大事なのは、条文が「まとめる」ことそのものを認めているのではなく、まとめた結果が借りる人に不利にならない時だけ認めている点です。その「不利にならない」の中身が、次の章の条件です。

出典:貸金業法第13条の2(https://laws.e-gov.go.jp/law/358AC1000000032)、貸金業法施行規則第10条の23(https://laws.e-gov.go.jp/law/358M50000040040)。いずれも2026年11月8日確認(施行規則は2026年8月31日施行の改正を反映した版)。

施行規則10条の23第1項:第1号と第1号の2の条件を原文で読む

第1号と第1号の2は、どちらも書き出しが「債務を既に負担している個人顧客が当該債務を弁済するために必要な資金の貸付けに係る契約であつて、次に掲げるすべての要件に該当するもの」です。つまり、今ある借金を返すためのお金を貸す契約であること、そして下の要件をすべて満たすことが前提です。

記号 原文の要旨 言い換え 第1号 第1号の2
1号イ 当該貸付けの一月の負担が、当該債務の一月の負担を上回らない まとめた後の毎月の返済額が、今の毎月の返済額(合計)より多くならない 必要 必要
1号ロ 将来支払う返済金額の合計と、元本・利息以外に負担する金銭の合計が、当該債務の将来の返済金額の合計を上回らない 手数料なども含めた総支払額が、今のまま返した場合の総支払額より多くならない 必要 不要
1号ハ・ニ 既存の債務に付いている担保以外の担保を取らない/担保の条件を不利にしない 新しく家や車を担保に取られない 必要 必要
1号ホ・ヘ 既存の保証人以外を保証人にしない/保証の条件を不利にしない 家族などを新たに保証人にされない 必要 必要
1号の2イ 返す債務のすべてが、貸金業者(みなし貸金業者を含む)からの借入れ まとめる相手は消費者金融やカードのキャッシングだけ。銀行のローンは入らない ― 必要
1号の2ロ 新しい貸付けの利率が、返す債務の利率(2本以上なら残高で加重平均した利率)を上回らない まとめた後の金利が、今の借入れの平均金利以下 ― 必要
1号の2ハ 定期の返済で残高が段階的に減っていくことが見込まれる 毎月払えば着実に残高が減る返し方 ― 必要

表の右二列を見比べると、二つの号の性格の違いが分かります。第1号は「毎月の額も、総額も、今より増えない」ことを求める代わりに、まとめる相手を限っていません。第1号の2は、相手を貸金業者に限り、金利が下がって残高が段階的に減ることを求める代わりに、総額が今より増えないこと(1号ロ)は求めていません。第1号の2の第4項目「ニ」が「前号イ及びハからヘまでに掲げるすべての要件に該当すること」と書き、ロだけを外しているからです。

この違いは、後で見る大手3社の商品の条件にそのまま表れています。そして、どちらの号でも外せないのが1号イ、つまり毎月の返済額が今より増えないことです。

出典:貸金業法施行規則第10条の23第1項第1号・第1号の2(https://laws.e-gov.go.jp/law/358M50000040040)2026年11月8日確認。

アコム・アイフル・プロミスのおまとめ専用ローン:公式の条件を表で比べる

大手の消費者金融3社の公式ページを開き、商品概要と注意書きをそのまま拾いました。3社とも、根拠にしている条文を自社のページに明記しています。

項目 アコム「借換え専用ローン」 アイフル「おまとめMAX・かりかえMAX」 プロミス「おまとめローン(借換用ローン)」
根拠の条文(公式の記載) 施行規則10条の23第1項第1号の2 同第1号または第1号の2 同第1号の2
まとめられる借入れ 消費者金融からの借入れ、クレジットカードのキャッシング。銀行のカードローンとショッピングは対象外 第1号で借り換える場合は銀行の消費性ローン、ショッピングリボなども審査の対象。第1号の2の場合は貸金業者からの借入れに限る 消費者金融・クレジットカードなどの無担保ローン。銀行(信用金庫・労働金庫を含む)とショッピングは対象外
金利(実質年率) 7.7%〜18.0% 3.0%〜17.5% 6.3%〜17.8%
上限額 契約極度額1万円〜300万円 1万円〜800万円 300万円まで
返済期間・回数 借入日から最長12年3か月・1〜146回 最長13年・156回 最終借入後最長13年5か月・1〜160回
返済方式 元利均等返済方式 元利定額返済方式 元利定額返済方式
追加の借入れ 不可(返済のみ) 不可(返済のみの商品) 不可(返済のみ)
借りられる額の範囲 申込み時の借換え対象ローン残高(元金のみ)の範囲内 融資金は既存の借入れの返済にだけ充てることが契約条件 申込み時の借換対象ローン残高(元本)の範囲内。利息分は自分で返す
申し込める人 はじめての人も、利用中の人(電話)も可 利用中・利用歴がある人はおまとめMAX、はじめての人はかりかえMAX。満20歳以上で定期的な収入がある人(年金収入のみは除く) 20歳以上65歳以下で本人に安定した収入がある人。はじめての人はフリーキャッシングを先に契約してから申し込む
総額についての注意書き 返済期間などによって総返済金額が増加する可能性がある 第1号の場合は月額返済金額と総返済額を軽減、第1号の2の場合は月額返済金額と金利負担を軽減 契約内容によっては返済回数・返済総額が増加する場合がある

3社とも、申し込めば審査があり、その結果で契約の可否が決まると書いています。そのうえでアイフルは、今の借入れの状況を確かめるために、契約書やATMの明細、利用代金明細書などの提出を求めると明記しています。また、アコムとプロミスが「総返済額が増える場合がある」と書いているのは、第1号の2が総額の要件(1号ロ)を求めていないことと一致します。

アコムのページには、3社から合計120万円(金利16%〜18%、毎月の返済合計36,000円)を借りている例が載っています。条件の確かめ方としては、自分の今の「毎月の返済合計」と「平均の金利」を先に書き出しておくと、提示された条件が条文の範囲かどうかを自分でも照らし合わせられます。

出典:アコム「借換え専用ローン(おまとめローン)」(https://www.acom.co.jp/lineup/borrow/)、アイフル「おまとめローン(おまとめMAX・かりかえMAX)」(https://www.aiful.co.jp/borrow/products/combine/)、プロミス「おまとめローン(借換用ローン)」(https://cyber.promise.co.jp/APD03X/APD03X08)、プロミスよくあるご質問「おまとめローンの対象となるローンが知りたい」(https://qa.promise.co.jp/kb/)。いずれも2026年11月8日確認。

銀行のおまとめローンは総量規制の外:ただし年収を意識した審査が申し合わされている

銀行は貸金業法の対象ではないため、銀行のローンで借金をまとめる時には、そもそも年収の3分の1という線がかかりません。ただし全国銀行協会は2017年3月16日の「銀行による消費者向け貸付けに係る申し合わせ」で、年収証明書などで返済能力をより正確に把握すること、信用情報を使って他行や貸金業者からの借入れも勘案すること、年収に対する借入額の比率を意識した審査方針を保証会社と協議することを、会員の銀行が努める事項として掲げています。

出典:全国銀行協会「銀行による消費者向け貸付けに係る申し合わせ」(https://www.zenginkyo.or.jp/fileadmin/res/news/news290336.pdf)2026年11月8日確認。

審査で見られると条文と公式で確かめられること

各社がどの点数で可否を分けるかは公表されていません。確かめられるのは、法律が貸金業者に何を調べさせているか、そして調べる材料(信用情報)に何がどれだけの期間残るか、です。

法律が調べることを義務にしている項目

貸金業法第13条第1項は、貸金業者が契約の前に「収入又は収益その他の資力、信用、借入れの状況、返済計画その他の返済能力に関する事項」を調べなければならないとし、第2項で個人との契約では指定信用情報機関の信用情報を使うことを義務にしています。第3項は、その社からの借入れが50万円を超える場合や、他社を含めた合計が100万円を超える場合に、源泉徴収票などの収入を示す書類を出してもらうことを求めています。他社の借入れをまとめる以上、合計100万円を超える人なら収入の書類が要ると考えておくのが確実です。

信用情報に残る記録と期間

記録の種類 CICの保有期間 JICCの登録期間(2019年10月1日以降の契約)
申込みの記録 照会日から6か月 照会日から6か月以内
返済状況(入金・延滞など) 契約期間中と契約終了後5年 契約継続中と契約終了後5年以内
延滞・保証履行・破産などの異動(CIC)/債権回収・債務整理・強制解約などの取引事実(JICC) 契約期間中と契約終了後5年(返済状況の記録の一部として) 契約継続中と契約終了後5年以内

この表から言えることは三つです。一つ目に、今どこかで返済が遅れていれば、その記録は審査の時点で相手に見えています。二つ目に、任意整理などの記録は、和解した返済を終えた後もさらに5年程度残ります。三つ目に、短い期間にあちこちへ申し込むと、その申込みの記録が6か月残り、ほかの会社にも見えます。落ちたからといって続けて別の社へ申し込むと、件数そのものが記録として積み上がります。

「他社件数」と「借入れの状況」

何社以上なら断るという線を公表している会社は、今回確かめた3社にはありませんでした。ただ、第13条が「借入れの状況」を調べる対象に挙げ、アイフルが既存の借入れの明細の提出を求めている以上、件数と残高は審査の材料になります。プロミスは、はじめての人は先にフリーキャッシングの審査と契約を経てから、おまとめの申込みに進む流れだと公式に書いています。

条件を満たす返済計画が組めるか

最後の、見落とされやすい落ちる理由がこれです。第1号でも第1号の2でも、毎月の返済額が今より増える計画は組めません。今の返済額が少なすぎて、まとめた後の金利と期間では月額がそれを下回らない場合、収入が十分でも、この条文に乗る契約にはなりません。次の章で数字にします。

出典:貸金業法第13条(https://laws.e-gov.go.jp/law/358AC1000000032)、CIC「CICが保有する信用情報」(https://www.cic.co.jp/confidence/posession.html)、JICC「信用情報の内容と登録期間」(https://www.jicc.co.jp/aboutus/credit-info/registration)。いずれも2026年11月8日確認。

計算:3社合計100万円・年18%を年15%にまとめると、条文の条件を満たすか

前提を先に書きます。3社から合計100万円を、どれも年18%で借りているとします(加重平均も18%)。今のままの返し方は「3社合計で毎月決まった額を払い続ける」とし、その額を2万円・2.5万円・3万円の3通りにしました。まとめた後は年15%の元利均等返済です。利息は年利を12で割った月利で毎月計算し、1円未満を四捨五入しています。実際の各社は日割りで利息を計算するため、数百円〜数千円の差が出ます。手数料は0円としました。

まとめた場合(年15%・元利均等)

返済期間 毎月の返済額 総支払額 うち利息
3年(36回) 34,666円 1,247,945円 247,945円
4年(48回) 27,831円 1,335,870円 335,870円
5年(60回) 23,790円 1,427,390円 427,390円
7年(84回) 19,297円 1,620,910円 620,910円

今のまま払った場合(年18%・毎月定額)

今の毎月の返済合計 払い終わるまで 総支払額 うち利息
20,000円 94回 1,862,234円 862,234円
25,000円 62回 1,538,626円 538,626円
30,000円 47回 1,396,725円 396,725円

組み合わせごとの判定(○=条件を満たす、×=満たさない)

今の月額 まとめ方 1号イ(月額が増えない) 1号ロ(総額が増えない) 第1号 第1号の2
25,000円 15%・5年 ○(23,790円) ○(1,427,390円<1,538,626円) ○ ○
25,000円 15%・7年 ○(19,297円) ×(1,620,910円>1,538,626円) × ○
25,000円 15%・3年 ×(34,666円) ○ × ×
30,000円 15%・5年 ○ ×(1,427,390円>1,396,725円) × ○
20,000円 15%・5年 ×(23,790円>20,000円) ○ × ×
20,000円 15%・7年 ○ ○(1,620,910円<1,862,234円) ○ ○

この表から読み取れることを並べます。

金利が3ポイント下がっても、総額が減るとは限りません。今月3万円ずつ払っている人が年15%・5年にまとめると、毎月は6,210円軽くなりますが、払い終わるのが13回遅くなり、総額は30,665円増えます。これは第1号では組めず、総額の要件がない第1号の2でなら組める形です。アコムとプロミスの注意書きの「総返済額が増える場合がある」は、この状況を指しています。

今の月額が少ない人ほど、期間を延ばさないと条件に乗りません。毎月2万円で払っている人が5年でまとめようとすると、月額が23,790円になり、どちらの号の条件も満たしません。7年に延ばすと月額は19,297円まで下がり、総額も今のまま払うより24万円余り少なくなります。逆に言えば、7年間、払い続けられる収入と生活の見通しを示せるかが問われます。

毎月の負担を減らしても、総額の差は小さくなりがちです。今の月額25,000円で5年にまとめた場合、総額の差は111,236円、月の差は1,210円です。この差を得るためには、追加の借入れができない契約に移り、他社の契約を完済して手放すことになります。

まとめた後に、完済した他社のカードで再び借りてしまうと、まとめる前より合計の借金が増えます。3社とも、おまとめの契約では追加の借入れができないと明記しています。まとめる時は、完済した他社の契約を解約するかどうかまで決めておいてください。

債務整理中・債務整理の後に、おまとめを考える時に確かめておくこと

このサイトを読む方の中には、すでに任意整理をした、あるいは途中の方もいると思います。その場合に確かめておきたいことは次の三つです。

任意整理した借入れの記録は、和解後の返済が終わってから5年ほど残る

上の表のとおり、CICとJICCはいずれも返済状況や債務整理の記録を「契約終了後5年」まで持つと公表しています。任意整理で和解した分を分割で払っている間は、その契約がまだ続いているので、記録も残ります。返済の年数と記録が消える年を足した合計は、任意整理を36回・60回で返した場合の月額と、ローンが組めるまでの合計年数で計算しています。

2010年6月17日以前に契約した借入れがあるなら、まとめる前に金利を確かめる

アコムとプロミスの公式ページには、2010年6月17日以前(貸金業法の完全施行前)に契約したものの金利が利息制限法の上限を上回っていた場合、払い過ぎた利息が元金に充てられたり返されたりするケースがあると書かれています。アイフルも同じ趣旨の注意書きを載せています。おまとめで完済してしまう前に、その借入れの取引の長さと当時の金利を確かめてください。時効や計算の方法は過払い金請求の時効と引き直し計算を条文で確かめた記事にまとめています。

今どこかで延滞しているなら、記録は審査の時点で見えている

延滞は解消した後も、返済状況の記録として契約終了後まで残ります。延滞が続いたまま申し込むことの影響は、長期延滞中に借りられるかを確かめた記事で、記録の残り方と正規業者の申込み条件から整理しています。

まとめられない時に考える次の手:任意整理で利息を止める

おまとめローンは、あくまで新しい借入れで古い借入れを返す仕組みです。元金は1円も減らず、条件に乗るかどうかも今の返済額と信用情報で決まります。審査に通らなかった、あるいは計算してみたら月額も総額もほとんど変わらない、という場合に比べる相手になるのが任意整理です。

比べる点 おまとめローン 任意整理
審査 あり(信用情報・収入・返済計画) 貸した側との交渉。新しく借りる審査ではない
利息 新しい金利で続く(条文上、今の平均以下) 和解の内容による。将来の利息をなくすことも交渉の対象になる
信用情報 新しい契約として登録される 債務整理の記録が登録され、契約終了後5年程度残る
費用 新しい借入れの利息のほか、契約に伴う費用は各社の契約書面で確かめる 弁護士・司法書士への報酬がかかる

任意整理の弁護士報酬には、日本弁護士連合会の規程で上限があります。報酬の上限から実際にいくらかかるかは債務整理の費用を規程の上限で計算した記事で、カードや借入れへの影響がいつまで続くかは任意整理のデメリットを時間の表で確かめた記事で確かめられます。どちらを選ぶにしても、今の毎月の返済合計、借入先ごとの残高と金利、最初に借りた時期の三つを書き出してから比べると、判断がぶれません。

よく検索される質問

おまとめローンの審査基準は公表されていますか?

確かめた3社とも、可否を分ける具体的な線は公表していません。公表されているのは、まとめられる借入れの種類、金利、期間、申し込める人の年齢と収入の条件です。法律の側では、貸金業法第13条が収入・信用・借入れの状況・返済計画を調べることと、信用情報を使うことを義務にしています。

おまとめローンの審査に落ちる理由は何ですか?

確かめられる範囲では、信用情報に延滞や債務整理の記録があること、借入れの件数や残高に対して収入が足りないこと、そして施行規則10条の23の条件(毎月の返済額が今より増えない等)を満たす返済計画が組めないことです。最後の点は、今の毎月の返済額が少ない人に起きやすく、期間を延ばせば条件に乗る場合もあります。

おまとめローンの審査は甘いですか?通りやすい会社はありますか?

会社ごとの審査の通り方を比べた公的な資料はなく、この記事では評価していません。比べられるのは公式に書かれた条件です。たとえば銀行のローンもまとめたい場合、確かめた3社のうち対象にしているのはアイフル(第1号で借り換える場合)だけで、アコムとプロミスは銀行のカードローンを対象外としています。

年収の3分の1を超えていてもおまとめローンに申し込めますか?

申し込めます。貸金業法施行規則第10条の23第1項第1号・第1号の2に当てはまる借換えは、総量規制の「個人過剰貸付契約」から除かれています。アイフルは公式ページに「現在のお借入れが年収の1/3を超えている場合でも審査可能です」と書き、プロミスも年収の3分の1を超える借入れが可能と書いています。ただし審査そのものはあります。

おまとめローンに落ちたら、すぐ別の会社に申し込んでもいいですか?

申込みの記録はCIC・JICCとも照会日から6か月残り、ほかの会社にも見えます。続けて申し込む前に、落ちた理由として考えられるもの(延滞・件数・月額の条件)を上の表で確かめ、計算し直すか、任意整理と比べるかを決めてから動くほうが、記録を増やさずに済みます。

おまとめローンの審査は、運や会社の相性で決まるものではなく、条文に「借りる人に有利な借換え」と書かれた枠に、あなたの今の借入れが収まるかどうかで大きく決まります。その枠の入口は、毎月の返済額が今より増えないこと。だから申し込む前に、今の毎月の返済合計と平均の金利を書き出し、まとめた後の月額と総額を自分で一度計算してください。月額も総額もほとんど変わらないなら、新しい借入れに移るより、利息そのものを止める交渉を比べるほうが先です。